みなとみらいメディカルスクエア

人間ドック
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3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)とは?

X線撮影法のひとつであるトモシンセシス技術を利用し、乳房を立体的に撮影できる検査です。
通常のマンモグラフィ検査(2D)では画像一枚につき1回撮影するところを
撮影角度を変えて複数回撮影するため、より精度の高い画像が撮影できます。
乳腺の重なりを除外できるので、高濃度乳房(デンスブレスト)の方にもお勧めの検査です。




   

実際に撮影した3Dマンモグラフィの画像

当院で撮影した実際の2Dと3Dのマンモグラフィ画像です。
乳腺で隠れた線構造のものやしこりの境界がはっきりとみえるようになります。
<腫瘤>

<構築の乱れ>

3Dマンモグラフィが特に有効な方

年齢の若い方や、乳腺量の多い方

40代では約6割の方が高濃度乳腺といわれており、50代も高濃度乳腺の方は多いです。
乳腺濃度が高いとマンモグラフィ検査ではわかりにくい場合があるため、
乳腺の重なりを除外した写真が得られる3Dマンモグラフィ検査がより有効です。
当院でマンモグラフィ検査を受けたことのある方は、結果報告書をご確認ください。
高濃度乳腺の方には「マンモグラフィ上、乳腺が高濃度です」の記載がございます。
※下の画像はクリックすると拡大されます。

乳がん術後で局所再発が心配な方や、家族や親族に乳がんになったことがある方

通常より乳がんのリスクが高いため、早期発見に役立ちます。

よくある質問

乳房の圧迫の回数は変わらない?

乳房を圧迫する回数は変わりませんが、
角度を変えて圧迫するため従来の検査より圧迫時間が数秒延長します。

被ばく線量は大丈夫?

通常のマンモグラフィ検査とほとんど変わりません。
収集したデータを3Dに再構成するため、1枚あたり非常に少ない線量で撮影をしています。 線量値も日本放射線技師会ガイドラインの基準値以内での実施をしています。 被ばくについての詳細はコチラをご確認ください。

3Dマンモグラフィ検査はマンモグラフィ検査の直前まで追加可能ですので、
不明点などございましたら検査前に放射線技師と相談してから受けることも可能ですので
気兼ねなくご相談下さい。