物忘れドックについて
高齢化社会を迎え、85歳以上では3人に1人が認知症とも言われ、介護をする家族 だけでなく、社会的にも大きな問題となっています。
認知症の半分を占めるアルツハイマー型認知症の原因は、はっきりと分かって いませんが、早めにその兆候を知ることで、病気の進行を遅らせ、改善させることが 可能になって来ました。
物忘れドックでは、MRI検査と簡単な知能検査を用いて現在の認知機能を総合的に判断し、認知症の早い発見を目指すものです。
このような方に特に物忘れドックをお勧めします
- 同じことを何度も言ったり聞いたりするようになった。
- 話すとき、言葉が出にくくなった。物の名前が言えず、「あれ」、「これ」などと言うようになった。
- 以前はあった関心や興味が失われた。
- 置忘れやしまい忘れが目立つ。しばしば財布や物品を盗まれたというようになった。
- 時間や場所を間違えるようになった。
- 日課をしなくなった。
- 計算の間違いが多くなった。
- 蛇口やガス栓の締め忘れが目立つ。
- 薬の管理ができない。
- 片麻痺あるいは失語症がある。(脳卒中になったことがある)
- 嚥下障害がある。(よくむせる、飲み込みにくい)
- 高血圧あるいは糖尿病がある。
- 歩行障害がある。(一人で歩きにくい)
- 排尿障害あるいは尿失禁がある。
MRI検査(脳萎縮度解析)
アルツハイマー型認知症では早期に海馬付近の萎縮が起こって来ます。
この検査ではこの海馬付近の萎縮を解析数値化してアルツハイマー型認知症の診断の一つとします。
当センター脳ドックで行われているMRI撮影に萎縮度解析用の撮影を追加します。
この検査ではこの海馬付近の萎縮を解析数値化してアルツハイマー型認知症の診断の一つとします。
当センター脳ドックで行われているMRI撮影に萎縮度解析用の撮影を追加します。
高次脳機能検査(簡易的に認知機能をみる検査)
MMSE(Mini-mental state examination) 簡単に認知機能や記憶力が測定できるテストです。
簡易前頭葉機能検査 面接で動作と言葉によって行われる簡単なテストです。
かなひろいテスト 前頭葉の機能をみる検査です。
簡易前頭葉機能検査 面接で動作と言葉によって行われる簡単なテストです。
かなひろいテスト 前頭葉の機能をみる検査です。
- 50歳以上を対象年齢とします。
- 検査時間は約25分のMRI撮影と15~20分程度の知能テストで計45分程度です。
- 検査結果は、従来の脳ドック結果と一緒に後日郵送されます。またご希望の方には後日専門医との面談があります。